暇のための暇なし

やる気の波が激しめな地方の20代共働き女性。いろいろなことを広く浅く。本の感想にはネタバレが含まれていますのでご注意ください!

ご飯サボり

さて、12月は1周目だけ常備菜を作って、2週目からはサボってしまいました。

私は元々かなり怠け者なので、毎日の暮らしの中でも頑張れるときと頑張れないときに激しく波があります(それで度々夫とも喧嘩になる。。)。

 

頑張れないときには、常備菜がなくてもなんとなく食卓が出来上がる、鍋・カレー・野菜炒めの無限ローテで対処したり、冷凍してある市販のおかずでご飯を食べたり、すき家をテイクアウトしたり、そもそも準備しなかったりしてます。

今後もそんな自分に甘い感じでブログを更新していくと思います。

 

でも冬至はちゃんとやりました!

ゆず湯気持ちよかった。

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今週のご飯 12月その1

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月 カレイのムニエル、牡蠣クラムチャウダー、サラダ

火 里芋のそぼろ煮、メンチカツ(惣菜)、味噌汁

水 チゲうどん、ほうれん草と卵のサラダ

木 ぶりしゃぶ

 

でした!

里芋が旬の季節ですね〜。

里芋大好きだけど、皮むきがめんどくさすぎる。。地味に高いし(>_<)

でも里芋でほかにも色々作りたい(ていうか食べたい)料理があるから皮むき頑張ろう。

 

我が家では職場にお弁当として野菜+豆腐やチーズなどを持って行っています。プチ糖質制限生活ですね。

今週は写真の温野菜と鶏ハムに左下の味噌ダレをかけて食べるやつを持って行ったよ。

 

常備菜を作るようになってわかったのが、茹でただけで味付けをしていない野菜は早めに駄目になるということ。

だから、温野菜とか作ったら週の初めの方に食べきるようにしています。

 

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箱買いみかんの季節だぜ!

今週のご飯 11月その2

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なんかすごい不味そう。。。

(加工してるのに。。。)

 

月曜日は有休をとったので、

 

火曜日 はらこめし、れんこんはさみ焼き、味噌汁

水曜日 ぶり大根、茶碗蒸し(既製品)、味噌汁

木曜日 ムースーロー、冷凍ギョーザ、サラダ

 

みたいな感じ。

ちなみに、いつも金曜日は夫に作ってもらってます。

 

上の鍋と右の鮭がはらこめしの下準備で、火曜の朝にセットして帰ってくるころに炊き上がるようにしました。

完成品はこんな感じ。

 

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意外と難しくなくて最高。

 

れんこんのはさみ焼きがめちゃめちゃめんどくさかった!

れんこん薄く切るの難しいし挟むのめんどくさいしひき肉から剥がれるし( ;∀;)

次やるのはしばら〜く先かな。。

 

バランスも考えて週の半分は魚のメニューにしようと頑張ってるんだけど、夫があんまり焼き魚を好きじゃないから毎回頭を悩ませています。

求む、美味しい魚料理。

今週のご飯

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我が家は共働きで、私が平日のご飯担当なので、いつも日曜日の午後に常備菜のようなものを準備してます。

仕事が終わったあとに、これにプラスして一品作ったり、サラダや味噌汁を準備する感じです。

 

今週は、

 

月曜日

ロールキャベツ、イカリングオニオンリング、サラダ

火曜日

手羽元甘酢煮、卯の花、味噌汁

水曜日

焼き魚、豚しゃぶサラダ、味噌汁

 

みたいな感じで食べました!

木曜日は夫が飲み会なので準備なし。

一番上のカレースープはお昼ご飯として職場に持っていって、右下のぶりの甘辛焼きは出汁茶漬けにして朝に食べたよ。

 

常備菜作りには2時間半くらいかかった。

食材整理も一緒にやっているとはいえ毎度毎度かかりすぎだな〜(T_T)

奥田英朗「我が家の問題」

いろんな家庭内(主に夫婦)の出来事を綴ったオムニバス。


特に「妻とマラソン」が良かった。

タイトルそのまま、専業主婦の妻がマラソンにはまる話なんだけど、そんな妻に対する主人公の夫の視線が暖かくてほっこりした。

しかも、妻は過去ロハスにはまって夫を巻き込んだり夫が稼いだうん千万を投資で溶かしたりしているのに、夫はなおも妻を気遣って感極まったりしていて、愛情の深さを感じる。

主人公は作家という設定で、内容を読んでいると作者の奥田英朗と被るところがある(直木賞を受賞しているところとか)。作者の実体験に近いところで書かれているんじゃないかと想像してしまって、そんな想像をするとますますほっこりする。


たしかに我が家の「問題」がテーマなんだけど、最後はどの話もトゥルーエンドとハッピーエンドの中間くらいの終わり方で、読後感の良い本でした。


最近は、森見登美彦奥田英朗恩田陸の小説ばっかり読んでいる。

火花もいまいちはまらなかったし。純文学系は悲しい気持ちになっちゃうから大衆小説のほうがいいな。

というわけで、おすすめの作家さんがいたら教えてください。

「火花」を読んで

今更ながら又吉直樹さん著の火花を読んだ。

芸人さんが書いただけあって、登場人物たちのやりとりが暴力的に面白い。会話、発想のパワーで笑わせてくる正しく漫才のようなやりとりのお陰で純文学に全く馴染みのない私でもぐいぐい読み進めることができた。

特に冒頭のあほんだらの漫才が好きだ。とても面白いので、この漫才のために捻り出したのではなく、作者の積年書き溜めたネタ帳から良い感じのやつを持ってきたんじゃないかと邪推してしまう。

 

冒頭から場面が変わると、いきなり主人公と神谷がお笑いについて語り合うシーンになる。

この「笑いとは」が本書のテーマの一つでもある。

主人公と神谷に笑いを語らせる中には、作者の思想が如実に表れているように思う。

 

「漫才は面白いことを想像できる人のものではなく 、偽りのない純正の人間の姿を晒すもんやねん 。つまりは賢い 、には出来ひんくて 、本物の阿呆と自分は真っ当であると信じている阿呆によってのみ実現できるもんやねん」

 

神谷が「笑い」とはなにかを語るときは、言葉は強度を持って読者に届く。おそらくほとんどの読者は「笑い」について作者ほど真剣に考えたことはないだろうから、なにか説得力があるように感じるのは当然だと思う。

 

一方で、「笑いを職業にすることとはなにか」というもう一つのテーマが語られるときには、登場人物たちの思想は覚束なくさまよい、行ったり来たりを繰り返す。

自分が面白いと思うものを貫き通すこと、世間から求められる笑いをやること、常に面白さだけを追求し馴れ合わないこと、人の中で上手く立ち回り気に入られること、どちらをとるべきか、それらは果たして択一的なのか、漫才師としてあるべき姿はなにか。

主人公の神谷への気持ちも憧れと憎しみの間を行き来する。

 

主人公がお笑いを辞めた後も、神谷は漫才師であり続ける。

 

 

 

私は音楽や絵画で心から感動したことはないし、お笑いや小説を芸術と思ったことがない芸術に全く素養のない人間なので、正直神谷が「お笑い」について語っていることの半分も本当には理解できなかった。

ただ、芸術という分野のものに本気で打ち込んだことのある人間にしか分からないもので、だからこそ価値があると評価されたのかもしれない。

 

夫は火花を読んで、「神谷みたいな破天荒なキャラ、リアリティがない」と怒っていた。

私は学生の頃ネット大喜利にはまったことがあって、そこには周りに攻撃的で排他的で表現の手段を選ばない人たちが存在した(でも、そういう人たちが本当に面白い人だった)。

だから、芸人の世界にもより頑なで手段を選ばない人が存在するのは当然だと思う。

今活躍してる芸人をテレビで見てると、この人たちはお笑い芸人という職業を選んだんじゃなく、お笑い芸人にしかなれなかったんだろうなと思う人ばかりだ。彼らがこの理不尽なことの多い社会で自分と折り合いをつけてやっていけるとは思えない。

赤ちゃんが母乳を飲んで寝ることしか知らないように、お笑いしかできない人がお笑いの世界にはいるんじゃないだろうか。

 

ラスト、神谷はどこまでも自分のお笑いを曲げない。

主人公が即座に神谷を諭したのは、作者の優しさのようなもので、笑いのためにこんなことしちゃう人もいるけど悪気はないんですよという擁護のように聞こえた。

 

確かに、芸人にしか書けない小説であったと思う。

 

関西旅行

夏休みを利用して、大阪を拠点に神戸と京都にも行ってきました。

 

日本中どこでもそうなんだろうけど、所謂観光名所と言われている場所は今外国人観光客がとても多い。

伏見稲荷大社にも行ったけど、ここが特にすごかった。

鳥居の中は人が列をなして渋滞していて、この先にトイストーリーマニアがあるのか?って突っ込みたくなる緩慢なスピードで列が進んでいく。

外国人観光客の多さを肌で感じました。

 

そんな中、今回の旅行で一番良かったのは鴨川神社だった。

ちょうどみたらし祭りの時期で、狭い砂利道の参道の左右にひしめくように出店が並んでいて、古き良き日本の夏祭りの雰囲気。

日が沈む前の時間帯だったからか参拝客の数に対して出店がやたら多くて、たぬきに化かされてるかのような不思議な気持ちになった。

 

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みたらし祭りは神社の敷地内を流れる清流(御手洗池)に靴を脱いで順に入っていくという子供喜ぶこと間違いなしのアトラクション型の祭事で、次の予定も詰まっていたけど、夫とこれはやるしかないと。

夏だけどさすがきんきんに冷えた水に入って燭台にろうそくを灯して水から上がる。

そこで盃に入った神水を頂くんだけど、袴を着た係の人が「はい、ゆっくり、ゆっくり飲み干してくださ〜い!」と半ギレと言ってもいい迫力で繰り返していたのが印象的だった。その勢いで言われると逆に急かされてる気持ちになる。過去に神水の早飲みで事故でもあったんだろうか。

 

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水に入るときには長ズボンのジーパンを膝まで捲り上げてたけど、捲り上げてたところがまとめて濡れたので結局膝から下がびしょびしょになって、その後の納涼床で膝下を乾かすことになりました。でも楽しかった。

観光客だけでなく地元民らしき人も多くて、彼らと少しだけ非日常を共有できたようで、得した気分になったのだった。

 

京都の町は、そこで学生生活を過ごした人たちが学生生活の様子を小説や歌にしている。

観光資源も多いし観光客ももちろんいるけど、そこに暮らす人々の息遣いを感じられる町で、ここで学生生活を過ごしたら確かに懐かしまずにはいられない日々になるだろうなと思った。

京都には是非また訪れてもう少し色々な場所を探険したい。